研究課題/領域番号 |
17H03685
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
佐藤 伸 岡山大学, 異分野融合先端研究コア, 研究教授 (90512004)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 四肢再生 / FGF / BMP / インターカレーション / 外鰓再生 / パターン形成 / 神経因子 / メキシコサラマンダー / 再生誘導因子 / 過剰肢付加モデル / 再生因子 / 神経 / 脱分化 / 器官再生 / アフリカツメガエル |
研究成果の概要 |
我々の究極の研究ゴールのうちの一つはヒトを含む再生不能動物における四肢(器官)再生の実現である。再生不能動物を再生させるために何が必要なのだろうか?有尾両生類(イモリ・アホロートルなど)の四肢再生研究から少なくとも2つの克服すべきポイントが明らかになった。1)再生の開始。2)四肢パターンの形成。この二つのポイントにおいて神経が必要不可欠な制御要因であるそれぞれのポイントを支配する神経因子を同定することで、その因子に対する再生不能動物の反応を比較/検討することが可能になる。本研究内においては特に2)のパターン形成における神経因子の役割について解析を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
器官レベルの再生研究は近年非常にホットになりつつあるテーマである。特にES/iPS細胞等を使用した再生研究の盛り上がりとともに、より高度な再生研究へのニーズが高まっている。高度な再生を考えた時に動物学をベースにした再生は大きな存在感を発揮できる。動物学をベースにする再生研究は、我々が発見した再生誘導因子の確定によって、200年にわたる停滞に終止符を打つことができた。本研究課題は確定した再生誘導因子の新しい機能の発見の一助とともに、その信頼性をさらに底上げする成果となったといえる。今後、哺乳類を含めた再生研究へ昇華させるためにより詳細な解析とより大胆な他動物への応用を視野に入れる必要がある。
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