研究課題/領域番号 |
17H03699
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
坂本 亘 岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授 (20222002)
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研究分担者 |
高見 常明 岡山大学, 資源植物科学研究所, 技術職員 (70614254)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 植物生理 / オルガネラ分化 / プロテアーゼ / ヌクレアーゼ / 葉緑体 / 光合成 / トランスポーター / 葉緑体分化 / タンパク質リン酸化 |
研究成果の概要 |
シアノバクテリアの細胞内共生に由来する陸上植物の葉緑体は、光によりチラコイド膜を発達させ、光合成により有機物を合成するだけでなく、様々な物質合成を担うオルガネラである。また、葉緑体は光エネルギー変換の場として、過剰な光エネルギーによる障害を受けやすく、葉緑体維持に関わる品質管理と環境適応機能が植物の生育にも大きく影響する。これまでの我々の研究からは、葉緑体のホメオスタシスにはタンパク質や核酸など高分子をプロセッシブに分解する作用の重要性が顕在化してきた。本研究では、これらのプロセッシブな分解機構を通した葉緑体の新たな機能を統合的に理解するための遺伝生理学的研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光エネルギーを利用して大気や海中の二酸化炭素を有機物に変換する光合成は、我々にとって最も重要な生体反応の1つである。陸上植物では、光合成はシアノバクテリアの細胞内共生に由来する「葉緑体」という植物細胞のオルガネラで行われている。葉緑体は光阻害を受けやすく、それらを維持するためのメカニズムを分子レベルで解明することは、葉緑体機能の強化と光に強い作物の育成につながる。
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