研究課題/領域番号 |
17H03703
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 宇都宮大学 (2019) 基礎生物学研究所 (2017-2018) |
研究代表者 |
玉田 洋介 宇都宮大学, 工学部, 准教授 (50579290)
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研究分担者 |
三浦 則明 北見工業大学, 工学部, 教授 (30209720)
榊原 恵子 立教大学, 理学部, 准教授 (90590000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
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キーワード | 細胞の運命転換 / エピゲノム / シングルセル / トランスクリプトーム / イメージング / 幹細胞 |
研究成果の概要 |
細胞の運命転換過程におけるエピゲノムの動態と、エピゲノムとトランスクリプトームがどのように相互作用して細胞の運命転換を駆動しているのかをシングルセルレベルで解明するため、クロマチン修飾やヒストンバリアントといったエピゲノムの構成要素の細胞運命転換過程における単一細胞核4D(3D+時間)イメージングや、シングルセルトランスクリプトーム解析などを行った。その結果、傷害刺激による遺伝子制御ネットワークの変動により幹細胞化因子の発現が誘導され、それによって起きる細胞分裂を介してエピゲノムが大きく変動することで、幹細胞化が達成されることを示す結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多細胞生物の発生や再生には細胞の運命転換が不可欠である。細胞の運命転換にはトランスクリプトームとエピゲノムの両方が変動することが必須であるが、細胞運命転換過程におけるエピゲノムの動態や、トランスクリプトームとエピゲノムがどのように相互作用しながら細胞の運命転換を駆動しているのかについてはよくわかっていなかった。本研究では、ヒメツリガネゴケの幹細胞化を細胞の運命転換のモデルとしてトランスクリプトームとエピゲノムの動態や相互作用をシングルセルレベルで解明したもので、今後の細胞運命転換研究の基盤となるものである。
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