研究課題/領域番号 |
17H03707
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 大阪大学 (2020) 順天堂大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
森 稔幸 大阪大学, 微生物病研究所, 助教 (00462739)
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研究分担者 |
平井 誠 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50326849)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 受精 / 有性生殖 / 膜タンパク質 / 細胞間相互作用 / 配偶子 / GCS1 / ネズミマラリア原虫 / 配偶子融合 / マラリア原虫 / 膜融合 / 受精因子 / マラリア / 媒介蚊 / インタラクトーム |
研究成果の概要 |
ネズミマラリアPlasmodium bergheiを用いて、動植物・原生生物に共通するオス側受精因子GCS1に相互作用する新規分子の探索を行った。近年開発された近位依存的ビオチン化酵素BioID2をマラリア原虫GCS1と融合した、GCS1-BioID2遺伝子コンストラクトを設計し、GCS1-BioID2発現株の作製に成功した。当初の目標であった、GCS1のメス側パートナー因子の同定には未だ至っていないが、本成果は新たな受精因子探索法として有望な可能性を示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マラリアは蚊によって媒介される感染症であり、蚊の体内ではマラリア原虫が有性生殖によって増殖する。このことから、マラリア原虫の受精を妨げることがマラリア撲滅の戦略の一つとして現在注目されており、受精分子機構の解明が待たれている。本研究成果であるビオチン化酵素によるスクリーニング法は、マラリア原虫の受精に働く因子の効率的探索に大いに貢献するものであり、さらなる改善を加えることでマラリア原虫の受精機構解明に資する成果が期待できる。
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