研究課題/領域番号 |
17H03756
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
|
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
森田 明雄 静岡大学, 農学部, 教授 (20324337)
|
研究分担者 |
荻野 暁子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 果樹茶業研究部門, 主任研究員 (70370567)
古川 一実 沼津工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (90353151)
一家 崇志 静岡大学, 農学部, 准教授 (90580647)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
|
キーワード | 茶 / ニコチン / 遺伝子組換え / 工芸作物 / チャ / ジャスモン酸 |
研究成果の概要 |
チャのニコチン生合成については,少数の遺伝子により支配されている可能性が示唆された.また,ポリアミン合成経路の活性化とニコチン含量に関連性がみられ,チャにおけるニコチン生合成についてはCsPMTを介さない別の生合成経路が存在することが示唆された. チャの組換え体作出について,アグロバクテリウム法ではカテキン類による菌の感染能力が阻害され,一般的な植物の形質転換手法の検討のみならず,植物体内のカテキン含量の制御ならびにカテキン類の抗菌作用へ耐性を持つ菌株を選択することが重要である.また,ボンバードメント法による形質転換の方がチャの形質転換に適していることが示唆された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
茶で微量に検出されたニコチンについては,内因性由来であることをある程度証明できた.それらを直接的に証明するためには,まだ数ステップの研究が必要であるが,その実験系に必要な情報基盤について整備できた.特に,チャの遺伝子組換え植物体作出については,本研究だけでなく,茶業関連の機能性解析や将来の育種など,様々な研究への応用が期待できる.
|