研究課題/領域番号 |
17H03764
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
山田 哲也 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (20422511)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 花の寿命 / 花弁老化 / アサガオ / ナショナルバイオリソースプロジェクト / RAD-seq / ゲノムワイド関連解析 / コアコレクション / 種子生産性 / ナショナルバイオリソース / RAD-Seq / 観賞・景観環境植物 / 花持ち性 / 窒素再転流 / プログラム細胞死 / 液胞崩壊 / オートファジー |
研究成果の概要 |
本研究では、ナショナルバイオリソースプロジェクトで収集されたアサガオ遺伝資源に対してRAD-Seq法による一塩基多型の検出を行い、対立遺伝子の多様性が維持された160系統のコアコレクションを選出した。また、このコアコレクションを用いたゲノムワイド関連解析により、花の寿命の決定要因である開花時刻や花弁老化時刻の系統間差異に関わる可能性の高い対立遺伝子や染色体領域を特定した。さらに、コアコレクションを用いた形質調査より、花の寿命と種子数との間に有意な負の相関が検出されたことから、エテホン処理でアサガオの花弁老化を促進したところ、種子数が有意に増加することを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で特定した対立遺伝子や染色体領域は、植物の系統間で花の寿命に差異が生じる機構を解明し、花持ち性を改善した花き品種を育成する技術を開発するための基盤的な知見となる。また、コアコレクションの一塩基多型情報は、ナショナルバイオリソースプロジェクトのゲノム情報整備プログラムで全ゲノムリシーケンス解析を行うアサガオ系統の選出に利用された。さらに、エチレン処理による花弁老化の促進によって種子数が増加することが分かり、花きの種子生産性を向上する技術を開発するための研究が開始された。以上の成果は、鉢花や切り花の消費拡大および生産コストの軽減に繋がることが期待される。
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