研究課題
基盤研究(B)
ストックは日本で冬から春にかけて咲く重要な花卉品目の一つである。本研究では、ストック花弁のトランスクリプトーム解析を行い、花色に関わるアントシアニン生合成酵素および制御遺伝子の特定を行った。さらに花色の濃淡に関わるbHLH1、白花に関わるansやbhlh2変異を特定した。遺伝子の機能解析のために、ウイルスベクターを用いた過剰発現やジーンサイレンシングシステム、ステーブル形質転換体作出法の開発にも成功した。
ストックは冬季に栽培しやすい品目であり、その品種開発については日本がトップレベルである。これまでストックの品種開発は交雑育種によって行われてきた。主要な作物や野菜では遺伝子やゲノム情報が育種に活用されている。新たな形質を持ったストック品種の作出のためには遺伝子やゲノム情報の整備が必要不可欠であった。本研究成果によりストック遺伝子情報や機能解析ツールが整備され、今後ストック育種が促進されることが期待できる。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) 備考 (1件)
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