研究課題/領域番号 |
17H03776
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石川 幸男 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (60125987)
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研究分担者 |
中 秀司 鳥取大学, 農学部, 准教授 (00443846)
松尾 隆嗣 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (70301223)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2017年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | Type-II 性フェロモン / 生合成 / エポキシダーゼ / P450 / シャクガ科 / トモエガ科 / ノメイガ亜科 / 炭化水素成分 / 性フェロモン / ヒトリガ科 / P450 / 天然生理活性物質 / 雌雄間コミュニケーション |
研究成果の概要 |
ガ類の性フェロモンはTypeⅠ、TypeⅡに大別されるが、最近、その両者を混用する種(Hybrid type)が見つかっていた。本研究では、メイガ上科におけるHybrid typeフェロモン利用の実態の解明とTypeⅡ生産系に特異的な生合成酵素の起源の解明を目的に研究を行ない、1)メイガ上科(ツトガ科+メイガ科)のガ類を体系的に収集し、Hybrid type 性フェロモンが利用されている分類群を明らかとするとともに、2)TypeⅡ性フェロモンの生合成に関わる鍵酵素の一つであるepoxidase の実体を分子レベルで初めて明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
・本研究により、炭化水素及びその誘導体(TypeⅡ成分)がガ類の性フェロモンの微量成分として重要であることが示され、今後の性フェロモン同定研究に指針を示すことができた。 ・本研究により、TypeⅠからTypeⅡ性フェロモン交信系への進化の過程を推定することができた。どの分類群でHybrid typeが利用されているかの推定が合理的にできるようになり、微量成分の同定を効率的に行うことができるようになった。 ・TypeⅡ性フェロモンの生合成に重要な役割を果たすエポキシ化酵素について、初めてその実態を分子レベルで明らかにすることができた。今後、この分野の研究が深化、加速されることが期待される。
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