研究課題/領域番号 |
17H03800
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
眞弓 大介 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (30549861)
|
研究分担者 |
玉木 秀幸 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (00421842)
金子 雅紀 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (80633239)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
|
キーワード | メタン生成 / 石炭 / 芳香族メトキシ化合物 / 地下生物圏 / 地下圏 |
研究成果の概要 |
本研究では、深部地下石炭層において,炭層微生物(群)の機能を最大限活用して未回収石炭資源を天然ガスに変換し回収する革新的エネルギー資源開発技術の創成を目標とし,炭層中の生物的石炭分解メタン生成のメカニズムとポテンシャルを解析した。 本研究では、北海道の天北炭田の地球化学的分析によって石炭分解メタン生成ポテンシャルを検出した。さらに、その石炭試料を用いて炭層環境模擬高圧連続培養システムによる培養実験を実施した。一方で、石炭の主成分の一つである芳香族メトキシ化合物からのメタン生成メカニズムを調査するために、カナダのオイルサンドを微生物摂取源にメトキシ化合物を基質とした集積培養実験を実施した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,炭層の生物的石炭分解メタン生成ポテンシャルとメカニズムの多様性およびそれらを特徴づけるバイオマーカーを明らかに出来れば,これらの知見はCBM増産技術のための炭層特性評価ツールとして活用され,最適な石炭分解メタン生成促進法を炭層ごとに選定・適用する「テーラーメード型CBM増産技術」の礎となる。日本はエネルギー資源に乏しい国として認知されているが,石炭埋蔵量は国内年間消費量の100年分を超える量を保有しながらも技術・コスト面の課題によって資源化されていない。本研究で目指す未回収石炭資源からのCBM増産技術の創成は「エネルギー資源国日本」に向けた夢の扉を開く社会貢献型学術研究である。
|