研究課題/領域番号 |
17H03803
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
牧 正敏 名古屋大学, 生命農学研究科, 特任教授 (40183610)
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研究分担者 |
柴田 秀樹 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (30314470)
高原 照直 名古屋大学, 生命農学研究科, 講師 (90708059)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | カルシウム結合蛋白質 / 小胞輸送 / 小胞体 / 蛋白質―蛋白質間相互作用 / 細胞死 / ユビキチン / レポーター遺伝子測定 / 微小管結合蛋白質 / カルシウム / EF-ハンド / 相互作用因子 / イオンチャネル / calcium / ALG-2 / NFAT / SARAF / ubiquitin / TRPML1 / TRPV1 / cell death / 翻訳後修飾 / リン酸化 / apoptosis / secretion / MAP1B / acetylcholine receptor / nanoluciferase / PDCD6 / カルシウムイオン / シグナル伝達 / 細胞 / 蛋白質 / 転写制御 |
研究成果の概要 |
Ca2+結合蛋白質ALG-2の機能を明らかにするため、ALG-2のCa2+依存的相互作用因子を探索し新たに4つの因子を同定した。MISSLと微小管結合蛋白質MAP1Bは協調して小胞体からゴルジ体への積荷輸送調節に関与した。ALG-2は小胞体膜貫通蛋白質であるSARAFと結合し、SARAF蛋白質の分解制御に係るユビキチン修飾を抑制した。CDIP1は内膜系に分布し、Ca2+/ALG-2存在下でESCRT-Iと結合し細胞死を促進した。また、リソソーム膜損傷時におけるALG-2の集積について解析した。さらに、Ca2+作用効果をモニターする新しいCa2+応答性レポーター遺伝子測定系を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ALG-2(アポトーシス関連遺伝子2、別名PDCD6)は細胞死に関わり、がんの進行・予後の診断マーカーへの応用が期待されている。蛋白質―蛋白質間相互作用因子の探索を行い、新規相互作用因子を同定した。そして、分子細胞生物学的研究により、機能未知因子の生理機能解析を行い、生理学・細胞生物学領域における基礎的知見の蓄積に貢献した。また、新しい高感度Ca2+応答性レポーター遺伝子測定系の開発により食品成分や薬剤等の評価システムへの応用が期待される。
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