研究課題/領域番号 |
17H03844
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高野 俊幸 京都大学, 農学研究科, 教授 (50335303)
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研究分担者 |
上高原 浩 京都大学, 農学研究科, 教授 (10293911)
飛松 裕基 京都大学, 生存圏研究所, 准教授 (20734221)
榊原 圭太 京都大学, 化学研究所, 助教 (20618649)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | リグニン / 電解反応 / 生体模倣反応 / メディエーター / 微生物分解 / ラッカーゼ / 電解酸化 / リグニン分解物 / メデイエーター |
研究成果の概要 |
リグニンの微生物分解反応を模倣したElectrolytic mediator system (EMS) 反応について検討した。具体的には、EMS反応における各種メディエーター(LMS用メディエーター、遷移金属メディエーター、天然系メディエーターなど)の効果を調べた。その結果、EMS反応の効率や選択性は、メディエーターの影響を大きく受けた。LMS反応では使用できない酸化電位の高いメディエーターでも、EMS反応では使用可能であった。また、リグニン分解物もEMS反応において酸化能を示した。いくつかのメディエーターは、リグニンのEMS反応のメディエーターとして有望であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、リグニンの電解反応(EMS反応)について検討し、種々のメディエーターの反応効率や反応選択性を明らかにした。このことは、これまで知見の乏しかったEMS反応の基礎的知見が収集できた点で学術的意義も高い。また、本研究の成果により、EMS反応の“環境に優しいリグニンの分解反応”としての実用化の可能性が示唆され、実用的な面からの価値も大きい。
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