研究課題/領域番号 |
17H03871
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
遠藤 英明 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (50242326)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | バイオセンサ / 魚類 / モニタリング / 通信 / 双方向 / ストレス / 雌雄判別 / 産卵 / 生理 / バイオセンシング |
研究成果の概要 |
本研究は双方向通信技術を用いることにより,魚に装着したバイオセンサを陸上の端末機よりコントロールし,その生理状態を目視で容易に判別し,かつ定量的にリアルモニタリング可能な魚類のための新しいバイオセンシングシステムの構築を目的とした.まず,ストレス応答測定のためのバイオセンサおよび双方向通信システムを製作し,これらを複数の魚に装着した.次に,陸上にある送受信機からLEDの点灯/消灯をコントロールすることにより水中で遊泳している個体の識別を試みると共に,LEDの点灯色変化(赤⇔黄⇔青)によるストレス応答の可視化を試みた.その結果,本システムを用いることにより,上記目的を達成することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオセンサと双方向通信技術を用いることにより,魚類の生体内情報の可視化と定量的なモニタリングが可能なバイオセンシングシステムを構築することができた.これにより,魚を自由に遊泳させた状態で,その生理状態と各種センサによる応答値との関わりを容易かつ詳細に解析することが可能となった.本システムによって得られる新知見は,魚類行動学,魚類生理学,水産化学等の分野の横断的発展のために大いに貢献できる可能性があり,その学術的意義は極めて高いと考えられる.また,水族館や河川で発生した魚の不明死や疾病などに対する原因究明の手がかりとなるような知見も得られる可能性があり,本研究の社会的意義も大きいと考えている.
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