研究課題/領域番号 |
17H03891
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
北村 豊 筑波大学, 生命環境系, 教授 (20246672)
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研究分担者 |
喜多 正幸 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 西日本農業研究センター, グループ長 (10343972)
粉川 美踏 筑波大学, 生命環境系, 助教 (10732539)
星 典宏 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 西日本農業研究センター, 上級研究員 (70414787)
國賀 武 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 西日本農業研究センター, 上級研究員 (80355411)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 9,750千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 2,250千円)
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キーワード | 温州ミカン / 水分 / 温度 / 光照射 / 粉砕 / 乾燥 / 機能性成分 / 光ストレス / カロテノイド / スパコロン / 粉砕ストレス / 熱ストレス / 農業工学 / 農林水産物 / 食品 / カンキツ / マルドリ / 湿式粉砕 / 噴霧乾燥 / 機能性 / ストレス / 糖酸成分組成 / クマリン / 粒度分析 |
研究成果の概要 |
ウンシュウミカン’を対象に栽培過程で,かん水量を減らす水分ストレス,収穫果実を恒温で維持する温度ストレス,果皮に規定波長の光を照射する光ストレスを実施した。その結果,栽培期間中のストレス付与により糖・酸の成分変動を生じさせることが可能であること,カロテノイド類などの有用な機能性成分変動を制御できることを明らかにした。 また,ウンシュウミカン全果を原料とする粉末加工特性を微細湿式粉砕MWMによる粉砕と噴霧乾燥による加熱により実験的に解析した。その結果,粉砕・噴霧乾燥のストレスを経ても,材料の機能性成分を大きく損なうことなく,ウンシュウミカン全果を粉末にできることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カンキツは、デザートや間食として摂られることが多いが、人の健康保持に必要不可欠な糖類や繊維質、ビタミン・ミネラルなどを手軽に補給できる栄養・保健食品としても注目されている。カンキツやその加工品が、保健機能をさらに発揮するには、それに蓄積される栄養成分をより増強・保持させることが有効である。また、カンキツ栽培・加工においては、栽培・加工条件を変えることによって、果実・加工食品中成分を人為的に制御することが可能となれば、これまでは廃棄物として扱われていた摘果果実や過熟果実も、成分抽出の原料あるいは加工食品として流通過程に乗せることが可能となり、生産者・過去業者の所得向上にも繋がることが考えられる。
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