研究課題/領域番号 |
17H03899
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 史彦 九州大学, 農学研究院, 教授 (30284912)
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研究分担者 |
内野 敏剛 九州大学, 農学研究院, 特任教授 (70134393)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | 農業工学 / X線CT / シミュレーション工学 / バイオスペックル / AFM / 走査型プローブ顕微鏡 / マルチスケール解析 / パル地フィジックス解析 / 走査プローブ顕微鏡 / 生体材料 |
研究成果の概要 |
本研究は、生体の微細構造解析とマルチフィジックス・シミュレーション解析、セル・アクティビティ解析という静的・動的な多面的アプローチから青果物細胞(組織)の健全性を診断し、青果物の品質評価に生かすことを目的としたものである。微細構造解析では、青果物細胞組織の微細構造解析や化学分析によって、その形態的特徴量抽出と成分の関係を調査、品質劣化よって生じる諸変化を明らかにした。シミュレーション解析では、構造変化に伴う輸送現象に係る物性値の変化を3次元微細構造モデル解析によって求めた。セル・アクティビティ解析では、バイオスペックルパターンの局所的ゆらぎを計測し、活性度分布の可視化を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最先端の機器による微細構造観察とコンピュータによる高度な画像解析との融合によって、マイクロからナノ情報に基づく新たな青果物の品質評価法の可能性を示した点でその学術的意義は高い。これまで検知できなかった青果物の品質劣化を、光学技術やこれとシミュレーション技術を融合させることで早期に察知したり、青果物の活きの良さを直接計測できる新たな品質判定法を開発した点は選別技術の高度化に資する成果であり、フードロス低減にも寄与するものである。
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