研究課題/領域番号 |
17H03914
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
度会 雅久 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (40312441)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 病原細菌 / 自然宿主 / 共生因子 / 細胞内寄生 / 感染機構 / 感染制御 / 細胞内寄生菌 / 共生 / マクロファージ / 野兎病 / 宿主 / 増殖 / 細胞内増殖 |
研究成果の概要 |
病原細菌の多くは自然宿主内では病原性を発揮せず共生関係にあると考えられる。本研究はそのメカニズムを解析し、感受性宿主内における細胞内寄生菌の増殖と共生(休眠)の機構解明に応用することを目的としている。病原体の環境中での動態、特に自然宿主とその共生機構は不明な点が多い。本研究では、細胞内寄生菌の代表として野兎病菌およびノビシダ菌を用い、自然宿主および感受性宿主内の動態について比較解析を検討した。その結果、菌の増殖と共生に関与する複数の因子を同定し、菌と宿主の相互作用の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不明な点が多く残されている病原体の自然宿主とその共生機構を解明し、その成果を基盤とした感染制御法を構築することが本研究の目標である。継続的に研究を推進することにより、病原体が本来持つ生態、自然環境への適応能力、そして存在意義を明らかにすることができると考えられる。病原体は人や動物にとっては有害な存在であるが、自然界においては我々の考えが及ばない機能を有していることが想像される。感染症に対抗するためには、微生物が本来持つ機能を理解し、そこから学ぶことが必要である。本研究により、目標達成への手がかりを得ることができた。
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