研究課題/領域番号 |
17H03918
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
山脇 英之 北里大学, 獣医学部, 教授 (60399607)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 循環器疾患 / アディポサイトカイン / 循環器系疾患 / 病態 / 薬理学 / 心血管病 / 臓器連関 |
研究成果の概要 |
内臓脂肪の蓄積を特徴とする肥満症は、心血管疾患の主要なリスク因子である。蓄積内臓脂肪と心血管疾患リスク上昇の因果関係を説明する新たな液性因子として脂肪組織から分泌されるアディポサイトカインが重要である。本研究は、血管を含む多臓器(心臓、脳、腎臓)に着目してアディポサイトカインによる肥満関連の心血管疾患の病態制御機構を検討することを主たる目的とした。結果、アディポサイトカインのケメリンが肺高血圧症(右心肥大を合併する)の病態に促進的に働くことを示唆する結果を得ると共に、中枢神経に作用して交感神経を活性化し全身血圧を制御すること、更に心収縮力と心拍動数に影響を及ぼすことを初めて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活習慣の欧米化の結果、西洋の先進国だけでなく、我が国においても肥満による心血管疾患は増加の一途を辿り、医療費の増大や死亡率の増加など様々な問題の原因となっている。よって、疾患の新たな病態機序の解明に基づく新薬や新規治療法の開発は喫緊の課題である。本研究で明らかにしたアディポサイトカインによる血管を中心とした多臓器に対する作用を介した心血管疾患の新たな病態制御機構は肥満による循環器疾患の新規治療法開発の礎となる可能性がある。
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