研究課題/領域番号 |
17H03919
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
八田 岳士 北里大学, 医学部, 講師 (00455304)
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研究分担者 |
中尾 亮 北海道大学, 獣医学研究院, 准教授 (50633955)
白藤 梨可 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 助教 (00549909)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | フタトゲチマダニ / ロンギスタチン / アクチン / 翻訳伸長因子 / プロモーター配列 / レポーターアッセイ / マダニ / 転写因子 / 遺伝子強制発現 / プロモーター / Hypoxia inducible factor / 唾液分子 / RNAseq / 唾液 / 吸血生理 / 病原体媒介 |
研究成果の概要 |
本研究は、感染症伝播において、蚊に次ぐ重要な節足動物であるフタトゲチマダニの唾液分子等生物活性分子を対象としており、その分泌の生物学的な意義について解明を図った研究である。最新鋭のDNA配列解析装置である次世代シーケンサーを駆使し、ロンギスタチン等マダニの機能分子の発現制御に関与するプロモーター領域の配列解明を行い、特に転写活性が強い翻訳伸長因子プロモーター配列領域の同定に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症熱性血小板減少症候群ウイルスのベクターとされるフタトゲチマダニでは、未だ培養細胞や遺伝子解析のためのツールが少ない。今回解読に成功した翻訳伸長因子プロモーター配列領域は、例えばゲノム編集に必須のCas9蛋白質をマダニ体内にて独自に発現させることが期待される等、外来遺伝子の発現に用いることが期待でき、将来的にはマダニ研究ツールの基盤エレメントとなることが予想され、学術的にも社会的にもインパクトの大きい成果である。
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