研究課題/領域番号 |
17H03935
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
藤田 秋一 鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 教授 (60282232)
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研究分担者 |
叶内 宏明 鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 准教授 (10351884)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
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キーワード | 脂質 / 自食作用 / 電子顕微鏡 / ナノスケール / イノシトールリン脂質 / 微細局在 / 情報伝達機構 / フリーズフラクチャー / 急速凍結 / 生体膜 / オートファゴソーム / 微細構造 / 凍結割断レプリカ / オートファジー / 凍結割断レプリカ法 / フリーズ・フラクチャー / 脂肪酸 / コレステロール |
研究成果の概要 |
オートファジーは、細胞内の物質代謝、特に飢餓時に重要な役割を担っている。オートファゴソームの形成と物質分解に関与するリソソームへの融合はオートファジーの中心的役割を持ち、その形成および融合調節機序の解明はオートファジーの調節機構を明らかにする上で重要である。オートファゴソームの形成には、他の細胞内小器官と同様に脂質二重層が重要な働きをする。本研究では、オートファゴソームを形成する膜にイノシトールリン脂質の一つであるイノシトール4リン酸 (PI4P)およびホスファチジルセリンが特異的に局在し、オートファゴソームの形成にPI4P を産生するPI 4-キナーゼが強く関与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自食作用(オートファジー)は、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病など神経変性疾患や、癌、老化などに強く関与することが知られる。オートファジーの中心的機序を担うオートファゴソーム形成と物質分解に関与するリソソームへの融合機構の解明は、オートファジー活性の調節の理解に大きな役割を担う。オートファゴソームの形成およびそれとリソソームへの融合機序には、脂質が特に重要な働きを担うと考えられている。本研究では、各種脂質の微細局在を検討することにより、オートファジーにおける各種脂質の役割を明らかにする。
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