研究課題/領域番号 |
17H03941
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
昆虫科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
塩見 邦博 信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (70324241)
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研究分担者 |
溝口 明 愛知学院大学, 教養部, 教授 (60183109)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 休眠 / 温度センサー / カイコ / クワコ / 時計因子 / カイコ (Bombyx mori) / 脳可塑性 / 季節適応 |
研究成果の概要 |
カイコ (Bombyx mori) の胚休眠誘導における母蛾の環境温度の受容から次世代卵の休眠性の決定に至る過程の分子機構の解析を行った。蛹期には GABA 性神経伝達と脳内神経ペプチドのコラゾニンシグナル経路が休眠ホルモン (DH) シグナル経路の上位で機能し,DH の放出制御に関わっていることを明らかにした。母蛾が胚期に受容した温度情報により蛹期の脳内神経ネットワークで階層的で可塑的な変化が生じることを示した。また,カイコの温度センサー (BmoTRPA1) のノックアウト系統では温度依存的休眠誘導がクワコのように光周期依存的になることを発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昆虫をはじめとする生物の環境応答機構における分子機構の解明として意義があるばかりか,蚕糸科学やカイコが家畜化された過程を探る上で非常に重要な研究成果となりうる。
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