研究課題/領域番号 |
17H03945
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
昆虫科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
三戸 太郎 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 准教授 (80322254)
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研究分担者 |
友成 さゆり 徳島大学, 技術支援部常三島技術部門, 技術専門職員 (40448345)
石丸 善康 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 助教 (50435525)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 昆虫発生 / ゲノム編集 / 後胚発生 / 形態形成 / 昆虫 / 発生 |
研究成果の概要 |
不完全変態昆虫のモデルシステムであるフタホシコオロギにおいて,後胚発生を制御する遺伝子の発現と機能の解析を行った。ゲノム編集技術を活用したエンハンサートラップ系統作製やRNA干渉法などを用いて,幼虫(若虫)期を通じた遺伝子の発現動態や,機能を明らかにした。翅形成に関わる遺伝子について,翅の形態形成における細胞増殖制御への関与を示唆する結果が得られた。また,コオロギにおける変態の制御機構の特徴を明らかにし,不完全変態昆虫の幼虫期における蛹に相当する時期に関する仮説の提唱に至った。さらに,ゲノム編集を基盤とした新たな遺伝子改変技術をコオロギに導入することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)不完全変態昆虫の発生を制御するゲノム機能に関する新しい知見が得られる。不完全変態昆虫の後胚発生メカニズムとその進化に関する知見が得られる。さらに,コオロギに近縁なバッタをはじめとする害虫種の発生過程の理解につながり,防除研究への応用が期待される。 (2)非モデル昆虫にも応用可能なゲノム操作の新しい技術基盤が確立される。昆虫ゲノムの構造・機能・進化を究明する新しい研究分野の発展につながる。
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