研究課題/領域番号 |
17H03949
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
中川 智行 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (70318179)
|
研究分担者 |
清水 将文 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (60378320)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
|
キーワード | レアアース / メチロトローフ / 根粒菌 / 植物成長促進技術 / Methylobacterium属 / Bradyrhizobium属 / シロイヌナズナ / C1細菌 / 植物生育促進技術 / C1尾生物 / 植物生育促進 / C1微生物 / メチロバクテリウム属 / 多糖 / 植物共生細菌 / メチロバクテリウム属細菌 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、植物共生細菌であるメチロトローフ細菌と根粒菌のREEによる細胞機能の活性化機構の解明とREEを介した植物成長促進作用の解明を目指した。まず、メチロトローフ細菌と根粒菌のもつREE依存型メタノール代謝の制御機構について、初段階酵素メタノール脱水素酵素の構造的特徴を示し、その発現制御機構、さらには細胞増殖の活性化機構を中心に証明した。また、根粒菌においてはMDHの構造とREEの細胞内取り込み機構の詳細を示すことができた。 また、REE依存型メチロトローフ細菌によるシロイヌナズナの成長促進作用を見出し、特に根の成長を促す能力をもつことを示すことができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、私たちが見出したREEを生命活動に利用する最初の事例であるREE依存型メタノール代謝系の生態系における機能と役割を解明するのみならず、その細胞機能を作物生育促進に活用するものである。REE依存型メタノール生育をする微生物は自然界に広く分布することが推測されており、その生態系での役割を知る以上にその細胞機能の新たな活用は大きな学術的・社会的意義を持つものと考えられる。
|