研究課題/領域番号 |
17H03955
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
小原 裕三 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農業環境変動研究センター, ユニット長 (20354045)
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研究分担者 |
宇佐見 俊行 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 准教授 (50334173)
宍戸 雅宏 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 教授 (80302537)
天知 誠吾 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 教授 (80323393)
門馬 法明 公益財団法人園芸植物育種研究所, その他部局等, 科長 (80469626)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2017年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 土壌還元消毒 / 低濃度エタノール / フザリウム / センチュウ / トマト萎凋病菌 / ウリ科植物黒点根腐病菌 / 半身萎凋病菌 / 検定法 / 黒根病菌 / 白紋羽病菌 / 環境調和型農業 / 還元化促進土場 / 選択的消毒メカニズム / 還元化促進土壌 / 環境調和型農林水産 |
研究成果の概要 |
複数の還元化促進土壌を異なる温度で低濃度エタノールを用いた土壌還元消毒(Et-ASD)処理に供し、有機物含量、水溶性有機物画分の資化性や土壌微生物相などの物理化学的因子及び生物的因子の推移を通常型土壌と比較した。特に、低温条件にけるEt-ASD処理で、両土壌間で顕著な違いが観察された因子を対象に、当該因子がin vitroで密度低減効果を発揮するか確認し、特定された消毒作用因子を通常型土壌に付与することで、低温条件でも安定した消毒効果が得られることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
土壌還元消毒効果は、特に低温下で効果が不安定になる欠点があった。この要因が明らかになり、この物理化学的、生物的要因を土壌還元消毒効果が不安定な土壌に付与する事によって、土壌還元消毒効果が改善した。すなわち、幅広い作物の土壌伝染性病原微生物に対して、冷涼な地域や低温期でも安定した土壌還元消毒効果が発揮できることで、低濃度エタノールを用いた土壌還元消毒は世界中で利用可能な革新的な汎用技術となり得ることが実証できた。
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