研究課題/領域番号 |
17H03969
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
西田 篤司 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (80130029)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | インドール / カルバゾール / カルバゾマイシン / 不斉Diels-Alder反応 / 希土類金属 / テルペン / シゾコムニン / AhR / 環化付加 / Diels-Alder反応 / アレルギー性肺真菌症 / aryl hydrocarbon receptor / アルカロイド / ランドリン / 抗メラノーマ / 希土類金属触媒 / 不斉合成 / ヒドロカルバゾール / 薬学 / 有機化学 / 天然物科学 / 創薬化学 |
研究成果の概要 |
ポストゲノム時代の医薬品開発が提唱され、疾患関連標的の構造に基づくドラッグデザインが注目されている。近年抗体医薬が実用化されその有効性が認識されるに至ったが、適用範囲は未だ狭く、天然物やドラッグライクな構造を有する低分子有機化合物のスクリーニングによる創薬シード分子の探索は医薬品開発において欠かせない手段である。 自然界から見出される天然物分子のうち、医薬品候補となりうる化合物の多くは高度に置換された環状骨格を有しており、それら骨格の立体選択的合成法の確立が重要である。本研究では多官能基化された環状構造を融合する合成手法の開発を目的として検討し、更に得られた天然物の機能解明を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医薬品開発を指向した新規不斉合成法の開発を行った。DielsーAlder反応は6員環合成における代表的な反応の一つであるが、多置換シクロヘキサン合成に対応する電子豊富ブタジエン誘導体を用いる反応の不斉化は我々が世界で初めて達成した。今回、本反応の適用範囲の拡大を行い、テルペン合成、ヒドロカルバゾール天然物合成を行った。さらに触媒の安定化、構造解明にも成功し、さらに社会実装の可能性を高めることができた。 またアレルギー性気管支真菌症との関連が疑われる天然物シゾコムニンがary hrdrocarbon receptor経路を活性化るすことを見出した。
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