研究課題/領域番号 |
17H03981
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
堅田 利明 武蔵野大学, 薬学部, 教授 (10088859)
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研究分担者 |
福山 征光 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 講師 (20422389)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | DiRas / SmgGDS / RhoA / Rag / アシル基転移酵素 / Rac / GEF / 阻害剤 / Rac阻害剤 / 必須アミノ酸 / FLCN / sestrin / szt2 / 生化学 / 細胞情報伝達機構 / Gタンパク質 |
研究成果の概要 |
G蛋白質は生物の生存と適応を支配する中心的な分子です。その存在様式と制御機構の分子レベルでの理解は生理応答一般及びその失調による疾患の発症機構の把握につながると期待されます。生物は多様な側面からGサイクルを利用し、外部刺激に応答しています。本研究では、カビから線虫、ヒトまで様々な生物のGサイクルを生化学、遺伝学、構造生物学などの多面的解析手法で調査し、smgGDS蛋白質による新しいGサイクル活性化機構、G蛋白質ARL8bの胎発生期の必要性、G蛋白質Ragと遺伝学的相互作用を引き起こす分子群の同定、真菌における菌糸形成制御に関与するGサイクルの同定という多くの知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
G蛋白質を中心とした細胞内シグナル伝達系は、多様な生物の現象に関与する。一方で、Gサイクルを制御する分子群がどのように外界からのシグナルに応じて機能するのかはまだよくわかっていませんでした。本研究では、細胞内のシグナル伝達のON/OFFを切り替える低分子量G 蛋白質を調節する分子群を同定するとともに、一部の蛋白質構造を明らかにしました。本研究は、生物のGサイクルが外的環境へと応答する精緻な機構を明らかにするとともに、疾患の発症の根底にあるGサイクルの異常を生体ホメオスタシスの維持機構という観点から解明するための基盤を提供することと期待されます。
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