研究課題/領域番号 |
17H03994
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
塚本 佐知子 熊本大学, 大学院生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター, 教授 (40192190)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | ユビキチン-プロテアソームシステム / 天然資源 / 抗がん剤 / 新規阻害物質 / ユビキチン-プロテアソームシステム / 新規抗がん剤 |
研究成果の概要 |
ユビキチン-プロテアソームシステム(UPS)の各ステップを阻害する化合物は、創薬シーズおよび分子ツールとして活用されている。しかし、天然資源から各種阻害物質を網羅的に探索する研究は世界的にもあまり行われていない。そこで本研究では、これまでのUPS阻害物質の探索研究を発展させ、FRETを活用した評価法の確立に加えて、プロテアソームのトリプシン様あるいはカスパーゼ様活性に対する選択的阻害物質および免疫プロテアソーム選択的阻害物質の探索を行った。そして、海綿や植物から新規プロテアソーム阻害物質やUSP7阻害物質を単離した。最も活性の強いUSP7阻害物質のIC50値は94 nMであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロテアソーム阻害剤bortezomibが、2003年にアメリカ食品医薬品局により多発性骨髄腫の治療薬として認可されて以来、プロテアソームやユビキチンシステムを標的とする医薬品の開発が活発に行われている。しかし、阻害物質の開発は合成化合物ライブラリーのスクリーニングやリード化合物の修飾による開発が中心で、構造的多様性を有する天然物を基盤とした阻害物質の開発はあまり行われていない。したがって、本研究で行ったような天然資源からの網羅的探索により、新規骨格あるいは新規作用機構を有する阻害物質の発見が期待されるので、学術的意義が高いと言える。
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