研究課題/領域番号 |
17H04042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
上山 健彦 神戸大学, バイオシグナル総合研究センター, 准教授 (80346254)
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研究分担者 |
坂口 博史 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00515223)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 感音難聴 / DFNA1 / DIAPH1 / DIA1 / 遺伝性難聴 / 進行性難聴 / 血液異常 / 遺伝 / DIA1 |
研究成果の概要 |
1. 作製したDIA1変異体発現マウスに音響暴露を行うと、有毛細胞内のリボンシナプスが有意に減少した。つまり、DFNA1患者での進行性難聴が、後天性負荷によることが解かった。 2. DIA1変異体発現では、DIA1変異体が頂側結合に局在することを明らかにした。透過電顕微観察では、変異体発現マウスの有毛細胞頂側結合に形態異常が存在した。つまり、DFNA1の主要病変部位が有毛細胞頂側結合であることを解明した。 3. DIA1変異体発現マウスの経時的血球解析を行った。加齢により、血小板径にバラツキが顕在化してくる傾向が捉えられた。異常が出現する時期や機序については、現在、詳細を解明している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝性感音難聴の一病型であるDFNA1の進行性難聴の発症機序を解明した。1. 主要病変部位は、変異体が局在する蝸牛有毛細胞の頂側結合である、2. 騒音により有毛細胞内のリボンシナプス数が減少する。 これらは、DFNA1の治療戦略上、大きな成果である。現在、引き続きDFNA1の治療薬開発を進めているが、本研究の継続・成功により、有効な治療薬のない感音難聴の治療法開発の扉を開けることが出来ると確信している。
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