研究課題
基盤研究(B)
単純ヘルペスイルス(HSV)がコードする非必須遺伝子である様々なウイルス因子に関して以下の結果を得た。(i)HSV UL13が細胞傷害性T細胞の応答を抑制する。(ii)UL13のSer-18のリン酸化がUL13のPK活性制御およびマウス経膣接種後のウイルス増殖および病原性発現に寄与する。(iii)HSV VP22が免疫炎症反応の誘起に重要なインフラマソームの活性化を迅速かつ極めて効率的に抑制する。(iv)HSV VP26が、ウイルスゲノムDNAのカプシドへの取り込みを促進する。(v)HSVがコードするプロテインキナーゼUs3によるUL7のリン酸化が、個体レベルでの病態発現に大きな役割を果たす。
様々なHSV因子の新規機能を明らかにし、それらの知見を統合的に理解することは、HSVの増殖および病態発現機構の全体像の解明に寄与するだけでなく、HSVの新たな治療法や予防法の確立に繋がると考えられる。
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すべて 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 2件、 査読あり 13件、 オープンアクセス 13件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 3件、 招待講演 4件) 備考 (1件)
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