研究課題/領域番号 |
17H04113
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
野口 光一 兵庫医科大学, 医学部, 学長・教授 (10212127)
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研究分担者 |
山中 博樹 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20340995)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | 神経障害性疼痛 / プロテアーゼ / 脊髄後角 / シナプス可塑性 / 細胞間接着 |
研究成果の概要 |
神経傷害性疼痛モデルにおいて、損傷C線維終末での形態的な変化はL1-CAMという細胞間接着因子陽性の肥大したvaricosityとして捉える事ができた。変化したL1-CAM陽性終末では、L1-CAMそのもののリン酸化と疼痛治療薬であるpregabalinの標的分子であるα2δ-1の共存した集積を認めた。また3次元的に得た画像を基にL1-CAM陽性終末とシナプス終末・樹状突起間のシナプスを定量的に解析した結果、L1-CAM陽性の損傷 C線維は、新たにシナプスの接着を作っている事が解った。これらの変化は疼痛治療薬であるpregabalinの投与で阻害される事が解った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果は難治性疼痛である神経傷害性疼痛のメカニズムとして可視化できるシナプス結合様式の変化を想定できた事に学術的な意義をもつ。また形態変化の現場に発現する再生・形態変化関連の分子を治療戦略ターゲットをとして研究対象とする事で、対象とする分子群を想定できる。また、in vitroの実験系でも形態変化のアッセイが可能となることから、in viroからの還元できる実験系を豊富に想定できる事になる。本研究が目指した形態変化と疼痛の関連を明らかにできれば新たな治療・創薬などの可能性を広げる社会的意義を持つと思われる。
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