研究課題/領域番号 |
17H04117
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
本間 経康 東北大学, 医学系研究科, 教授 (30282023)
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研究分担者 |
高井 良尋 一般財団法人脳神経疾患研究所, 南東北BNCT研究センター, センター長 (50107653)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 放射線治療 / 画像誘導 / 追尾照射 / 放射線 |
研究成果の概要 |
放射線治療において、肺腫瘍などの移動や変形等を伴う対象動態を追跡し、それを追尾して連続照射する技術によりduty cycle増大、局所制御率向上と副作用低減の実現が期待されている。本研究では、腫瘍動態を追跡するための画像計測法を開発し、その有効性を検証した。とくに、X線透視による実時間性と、断層撮影による軟部組織描出能を両立させた、新しい確率的部分断層再構成法を提案した。これにより腫瘍動態追尾照射の実現に向けた有望な画像計測法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した、新しい確率的部分断層再構成法は、x線透視による実時間性と、断層像の軟部組織描出能を両立させた画期的画像計測法である。これにより、照射中の腫瘍移動や変形を実時間で撮像することが可能になる。また、これまで開発してきた腫瘍移動予測法との組み合わせにより、腫瘍動態予測型の追尾照射を実現することで治療効果増大と副作用低減、さらには治療時間の劇的な低減を可能になる。これにより、患者ならびに術者の負担軽減をも実現する効果的な放射線治療への道を拓く成果である。
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