研究課題/領域番号 |
17H04118
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
渡部 浩司 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (40280820)
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研究分担者 |
田代 学 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (00333477)
志田原 美保 (古本美保) 東北大学, 工学研究科, 講師 (20443070)
茨木 正信 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), 放射線医学研究部, 主任研究員 (40360359)
松原 佳亮 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), 放射線医学研究部, 研究員 (40588430)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | PET / NIRS / 画像融合 / アルツハイマー病診断 / 脳血流 / Blood flow / 医学物理 / 認知症 / 核医学物理学 |
研究成果の概要 |
脳機能の高度診断のため、PETとNIRSの完全同時測定手法を開発し、その検証を[O-15]水 PET検査を用いて行った。また、アルツハイマー病診断薬である複数のタウタンパクPET薬剤の臨 床的評価を客観的に示すことができるClinical Usefulness Index (CUI)値を提唱し、その有効性を評価した。また、多施設研究に利用するための、多数のモダリティデータを格納できるデータベースを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳機能を測定するモダリティとしてPETとNIRSはそれぞれ個別にデータ収集されてきた。本研究では、2つのモダリティのデータを完全に同時に収集できることを示した。これにより、これまで同時に求めることができなかった脳の機能を同時に収集可能であり、認知症診断の高精度化と短時間化に資する可能性が高い。また、新たなPET診断薬の開発において、本研究で提唱するCUI値がアミロイドβ薬剤だけではなく、タウタンパク薬剤においても応用が可能であり、薬剤開発において重要な指針を与えうる。さらに、本研究の成果は、多施設臨床研究を実施する上において必須のインフラを与えることができ、今後の多施設研究の推進に寄与する。
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