研究課題/領域番号 |
17H04130
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
辻 一郎 東北大学, 医学系研究科, 教授 (20171994)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2017年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | 社会医学 / 老化 / 生活の質 / 疫学 / 高齢者保健 / 社会疫学 |
研究成果の概要 |
サクセスフル・エイジングの促進因子を解明するために、2006年に宮城県大崎市で行われた生活習慣アンケート調査に回答した65歳以上の男女を対象に、心身の健康状態や生活の質を2017年に調査した。 サクセスフル・エイジングは、介護保険認定非該当、抑うつなし、良好な生活の質、高い人生満足度の全てに該当する者と定義した。解析対象8,527人のうち628人がサクセスフル・エイジングを達成した。サクセスフル・エイジングの達成は、非喫煙、適正体重、1日30分以上の歩行、1日7~8時間の睡眠、歯数20本以上、高卒以上、ソーシャルサポート有、社会活動の参加と有意に関連した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人生100年時代の到来を前にして人々は、要介護や認知症がない「自立した老後」というレベルを超えて、生活の質(QOL)や人生満足度の高い「充実した老後」を求めるようになった。それがサクセスフル・エイジングである。本研究は、その社会的要請に応えるものであり、サクセスフル・エイジングを実現するための生活習慣・生活行動を解明したことは、学術的にも社会的にも意義深いものである。今後は、得られた知見を社会全体に普及啓発していくことが望まれる。
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