研究課題/領域番号 |
17H04167
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
本多 彰 東京医科大学, 医学部, 教授 (10468639)
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研究分担者 |
岩本 淳一 東京医科大学, 医学部, 准教授 (10384950)
池上 正 東京医科大学, 医学部, 教授 (40439740)
宮崎 照雄 東京医科大学, 医学部, 講師 (60532687)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 胆汁酸 / ノックアウトマウス / Cyp2c70 / Cyp2a12 / 消化器病学 / 胆汁酸代謝 |
研究成果の概要 |
マウスの胆汁酸組成はヒトと大きく異なっている。原因遺伝子であるマウスのCyp2c70とCyp2a12をダブルノックアウト(DKO)し、様々な疾患モデル作成に利用可能なヒト型の胆汁酸組成を有するマウスを作成した。DKOマウスはヒト同様、ミュリコール酸(MCA)が認められず、ケノデオキシコール酸(CDCA)、デオキシコール酸(DCA)、リトコール酸(LCA)が増加していた。また、胆汁酸プールが著明に減少していたが、farnesoid X receptor(FXR)は活性化されておらず、サイトカインやpregnane X receptor(PXR)を介した経路によって胆汁酸合成が抑制されていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
消化器系疾患の病態モデルをマウスで作成するにあたり、マウスとヒトの胆汁酸組成の違いによって、ヒトの病態との決定的な種差を生じる可能性が指摘されている。本研究で開発したヒト型の胆汁酸組成を有するマウスは、今後多くの消化器疾患モデルの作成に利用可能であると考えられ、病態の解明のみならず治療法の開発においても有用なツールになることが予想される。
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