研究課題/領域番号 |
17H04170
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
川辺 淳一 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10400087)
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研究分担者 |
松永 行子 (津田行子) 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (00533663)
甲賀 大輔 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (30467071)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 血管新生 / 神経再生 / 体性幹細胞 / 周細胞 / 血管安定化 / 毛細血管 / 神経再生能 / 神経血管伴走 / angiogenesis / atherosclerosis / pericytes / 末梢神経 / renervation |
研究成果の概要 |
高齢化社会を背景に増加する心血管疾患の基盤病態といえる動脈硬化がどのように進行するか、従来いわれている病変血管の内膜障害だけでなく、その外膜に形成される微小血管の形成異常が関与していることを証明しました。 この微小血管の質的な形成異常(幼若化)の機序として、微小血管の周細胞と内皮細胞との相互作用や、これに伴走する神経形成異常が関与することを明らかにしました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動脈硬化の病態の場所が、従来から注目されている内膜だけでなく、外膜部(特に微小血管形成異常)にもある、さらに、この微小血管形成異常の機序を明らかにすることにより、従来の動脈硬化治療で克服できなかった「高齢化社会下での動脈硬化」治療戦略の一つの方向性を示せた。また、新生血管の成熟化と平行して、神経線維の伴走化する知見を得たことにより、微小血管形成制御だけでなく、神経再生の機序解明に繋がる糸口となった。
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