研究課題
基盤研究(B)
本研究では、生活習慣病の病態モデルや細胞内代謝不全マウスを確立し、メタボロームやトランスクリプトーム、プロテオームによる包括的解析を進めることで、細胞内代謝不全を標的とした生活習慣病の診断・治療法の確立に挑む。その研究の結果、脂肪細胞における分枝鎖アミノ酸制御やGABAシグナル制御は、生活習慣病の新たな治療標的になるものと考えられた。
「細胞内代謝不全を標的とした生活習慣病の診断・治療法開発」についての研究は、きわめて新規で独創性の高い課題である。また、その成果として、代謝産物を標的とした新規の降圧薬・心不全治療薬・代謝治療薬の開発などが十分に期待できる。