研究課題/領域番号 |
17H04215
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
仲 哲治 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (30303936)
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研究分担者 |
藤本 穣 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (00379190)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | リウマチ学 / 難病 / 免疫学 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
LRGは申請者らが関節リウマチ患者血清のプロテオミクス解析から同定した独自シーズであり、検査マーカーとして実用化され、疾患関連分子としても注目されつつある。本研究では、LRG欠損マウスを使って関節リウマチおよび肺線維症のモデルマウスを作製し、TGFβシグナルとの関係性に注目しながらLRGの機能解析を行った。両病態モデルではLRG欠損によりTGFβシグナルが減弱し、関節炎および肺線維化の病態が軽減することが明らかになった。つまり、LRGはTGFβシグナルの増強によりリウマチ疾患の病態促進に関与する分子であり、治療標的として有望であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多彩な病態生理学的活性をもつTGF-βは、難治性疾患の治療標的として以前から注目されている。しかしTGF-β欠損マウスは致死であり、TGF-β自身を強力に阻害する治療薬には副作用の懸念が大きい。今回の研究によってLRGがリウマチ疾患の病態形成に関わる分子であること、さらにLRG阻害によってTGF-βが有する病態促進作用を軽減できる可能性を示すことが出来た。LRG欠損マウスは健康に発育するため、阻害時の副作用の問題が少ないと期待される。LRGは難治性リウマチ疾患の治療標的として有望であり、阻害戦略の確立が今後の課題である。
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