研究課題/領域番号 |
17H04242
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
森田 明理 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30264732)
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研究分担者 |
山崎 小百合 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (70567255)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | 紫外線 / 免疫制御 / 制御性T細胞 / 光線治療 / LED / 光線療法 / 制御性T細胞 |
研究成果の概要 |
iTregを誘導する波長解析では、310nmに遅延型過敏反応の抑制とTregの誘導が見られ、nTregでは、290~300nmで誘導が見られた。Treg関連の遺伝子における脱メチル化がみられ、安定した抑制機能のあるTregが誘導される。乾癬患者のTregの抑制能の低下は、光線療法後においてほぼ正常へ回復したことから、光線療法によるTregの機能回復が示された。ヒト皮膚病変でTregの誘導について、皮疹血として採取したわずかな全血から、FACS解析、さらに高速セルソーターで、CD4/ CD8を分離することも成功し、末梢血に比べ、皮疹血では、分画に差があり、制御性T細胞の分離にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究成果は、光線療法のメカニズムの一部を明らかにするとともに、乾癬の病態がより明確になることが期待される。またTh17細胞がその病態に関与していると考えられている自己免疫性脳脊髄炎(多発性硬化症)や様々な自己免疫疾患に対し光線療法が応用できる可能性があり、今回の研究がその足がかりとなる可能性がある。
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