研究課題/領域番号 |
17H04246
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
菊知 充 金沢大学, 医学系, 教授 (00377384)
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研究分担者 |
横山 茂 金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 教授 (00210633)
齋藤 大輔 金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任准教授 (30390701)
吉村 優子 金沢大学, 学校教育系, 准教授 (70597070)
池田 尊司 金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 助教 (80552687)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 発達障害 / 脳磁図計 / 睡眠 / 聴覚 / 多動性 / 運動 / ネットワーク / 多動性障害 / 認知機能 / 幼児 / 脳磁図 / 遺伝型 / 多様性 / 脳機能 / 表現型 / 遺伝子 / 社会性 / 脳内ネットワーク |
研究成果の概要 |
自閉スペクトラム症(以下ASD)の症状の多様性に着目し、幼児期の脳活動の特徴と、特定の遺伝子多型を考慮しながら、多様性が生じるメカニズムの解明を目指した。本研究では、社会性のみならず、注意欠陥多動傾向や言語発達、実行機能等の行動評価を行い、同時に幼児用脳磁図計をもちいて、様々な脳領域における脳活動の特徴を数値化し多様性の生理学的指標を得た。その上で、ASDや言語発達との関連が報告されている遺伝子多型との関連を検証するため、生理学的指標を得たサンプルから頬粘膜の採取を進め、遺伝子多型との関連解析の準備も整えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ASD の有病率は100人に1人程度と高く、幼少期からその特徴が認められ、生涯にわたりその特徴が持続する。認知特性のアンバランス、注意欠陥多動性障害や学習障害などの多様な障害を合併している事が多く、生涯にわたる長期間、様々な社会的不適応状態になりやすい。その病態生理の解明と症状の多様性を考慮した早期の介入を確立するためにも客観的生理学的指標の確立が必要とされている。残念なことに、現時点では多様性のうまれる病態メカニズムは不明で、生理学的指標も乏しい。多様性の高いASDの特徴を客観的に評価する方法の確立は、社会的急務である。
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