研究課題/領域番号 |
17H04258
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
上原 知也 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (10323403)
|
研究分担者 |
藤井 博史 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (80218982)
中野 直子 東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 准教授 (90222166)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
|
キーワード | 核医学治療 / Treg / Treg細胞 / Treg抗体 / 放射線 / 免疫学 / 癌 / 制御性T細胞 / がん免疫 / 内用放射線治療 |
研究成果の概要 |
本研究では、従来開発した腎臓への非特異的集積を低減させる放射性ガリウム標識薬剤が、治療量の放射性核種である放射性銅を用いた場合において適用できるかを抗c-kit抗体Fabフラグメントを用いて検討した。その結果、放射性ガリウムから放射性銅へと変更することで酵素認識は低下するが、酵素認識性を保持していること、さらにインビボでは、放射性ガリウム体と同様に腎臓への放射活性を低減可能であることを示した。また、制御性T細胞に対する抗体のFabフラグメントを用いた場合においても同様に腎集積低減効果が得られることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、診断用の放射性核種である放射性ガリウムを用いて開発した腎臓の放射活性を低減する抗体Fabフラグメントの標識薬剤が治療用の放射性薬剤である銅-64でも適用可能であることを示したことは、個別化医療につながるradiotheranosticsへ、本標識薬剤が適用可能であることを実証したと考えている。また、銅-64はガリウム-68に比べ半減期の長いPET核種であり、Fabを用いたPETから治療への応用がより一層期待でき、精密な診断と治療を行うradiotheranosticsに大いに貢献できると考えている。
|