研究課題/領域番号 |
17H04260
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小野 正博 京都大学, 薬学研究科, 教授 (80336180)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | α-synuclein / imaging / Parkinson's disease / αシヌクレイン / イメージング / パーキンソン病 / プローブ |
研究成果の概要 |
パーキンソン病(PD)はドパミン神経細胞の減少を主因とする神経変性疾患である.このドパミン神経細胞死には,αシヌクレインタンパク質(α-syn)凝集体を主成分とするレビー小体の関与が指摘されている.本研究の目的は,PD患者脳内に沈着したα-syn凝集体に特異的結合性を示す核医学分子イメージングプローブを開発することである.本研究ではα-synイメージングプローブの候補化合物を合成、評価し,その有用性を明らかにした.α-synを標的とした分子イメージング法の開発は,PDの早期診断を可能にするのみならず,その発症過程の病態解明,治療薬の開発支援にも貢献し得る.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発する新規プローブを用いたαシヌクレインの生体イメージングが可能となれば,パーキンソン病(PD)の早期診断への応用が期待できる.さらに,アミロイドイメージングおよびタウイメージングと組み合わせた, 生体融合脳イメージングによる鑑別診断への応用も可能になると考えられる.治療薬のスクリーニングのツールとしても応用可能であることから,αシヌクレインを標的分子とするPDの創薬研究への貢献も期待できる.さらに,αシヌクレイン凝集体は,認知症の中でも患者数の多いレビー小体型認知症(DLB)においても観察される病理学的変化であり, DLBの診断・創薬研究への応用の可能性も秘めている.
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