研究課題/領域番号 |
17H04284
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大内田 研宙 九州大学, 大学病院, 講師 (20452708)
|
研究分担者 |
岩本 千佳 九州大学, 大学病院, 特任助教 (10752842)
大塚 隆生 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20372766)
村田 正治 九州大学, 先端医療イノベーションセンター, 特任教授 (30304744)
藤田 逸人 九州大学, 医学研究院, 助教 (40611281)
池永 直樹 九州大学, 大学病院, 助教 (90759755)
宮坂 義浩 九州大学, 大学病院, 助教 (40507795)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
|
キーワード | 膵癌 / 膵星細胞 / リーディングセル / 基底膜破壊 / MMP2 / MT1-MMP / 膵臓癌 / 基底膜 / 癌関連マクロファージ / オルガノイド / PSC / 膵オルガノイド |
研究成果の概要 |
本研究は、膵癌オルガノイドを用いて、膵星細胞がいかにして膵癌組織の基底膜破壊を行い、膵癌細胞の浸潤を支持しているかを解明し、その制御法の開発を目的とした。膵癌オルガノイドは実際の膵癌組織と同様に基底膜を形成しており、膵星細胞との3次元共培養モデルによって膵星細胞が基底膜破壊を介して膵癌細胞浸潤を促している様子をリアルタイムで観察できた。また、膵星細胞によるMMP2およびMT1-MMPを介した基底膜破壊が膵癌細胞浸潤を支持していることがRNA干渉によるin vitro/in vivo試験を通して解明された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵癌の予後を規定する癌浸潤メカニズムを解明するために、膵星細胞のleading cellとしての機能に着目して研究を行い、膵星細胞がMMP2およびMT1-MMPによる基底膜破壊を介して膵癌細胞浸潤を支持していることを解明した。膵星細胞のleading cellとしての機能を解明した研究はこれまでになく、これらを制御することで膵癌細胞浸潤を抑制する新規の制御法の開発が可能となった。その制御法を確立し臨床応用することによって今後の膵癌患者の予後改善に寄与し得ると考えられる。
|