研究課題/領域番号 |
17H04285
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
夏越 祥次 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70237577)
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研究分担者 |
佐々木 健 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (00418849)
盛 真一郎 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (00620519)
新田 吉陽 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (20725733)
前村 公成 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (30398292)
内門 泰斗 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特例准教授 (30464465)
喜多 芳昭 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (30570692)
有上 貴明 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (40527058)
貴島 孝 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (50791555)
上之園 芳一 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60398279)
喜島 祐子 鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 講師 (60381175)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 上部消化器癌 / リンパ節 / 微小転移 / 血中遊離癌細胞 / 食道癌 / 胃癌 / HER2 / 微量癌細胞 / EMT / MET / E-cadherin / N-cadherin / Snail / リンパ節微小転移 / 化学放射線治療 |
研究成果の概要 |
本研究は上部消化器癌のリンパ節および血中の微量癌細胞(minimal residual tumor cells :MRTC)を用いてMRCTの特質を明らかにすることを目的とした.リンパ節および血中の微量癌細胞の存在は予後予測に有用であった.リンパ節での転移形成の過程で,癌細胞の上皮間葉転換が組織学的に起こっている事象が確認できた.血中MRTCの検出はHER2発現など分子標的治療の有用なマーカーになりえることが示唆された.食道癌組織より様々な形態を有するオルガノイドの形成が観察された.術前治療に奏功しなかった症例のオルガノイドでは,がん幹細胞性の性格を有していると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌の診断や治療に際しては,画像で診断される明らかな転移のみならず,まだ画像診断でとらえられてない微量癌細胞に対しても診断や治療を考慮する必要がある.リンパ節や血中の微量癌細胞は予後に関連している.また微量癌細胞の本質を調べることにより,分子標的治療に応用可能なマーカーが見つかっている.また癌細胞の三次元培養により作成されたオルガノイドは治療感受性や抵抗性を調べることに有用となる.
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