研究課題/領域番号 |
17H04297
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
眞庭 謙昌 神戸大学, 医学研究科, 教授 (50362778)
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研究分担者 |
青井 貴之 神戸大学, 科学技術イノベーション研究科, 教授 (00546997)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 肺癌 / 発生・分化 / トランスレーショナルリサーチ / 癌幹細胞 / バイオテクノロジー / 肺腺癌 / 癌微小環境 / 癌宿主相互作用 / iPS細胞 |
研究成果の概要 |
K-ras変異陽性の原発性肺腺癌細胞株であるA549に遺伝子導入を行い人工肺癌幹細胞様細胞の誘導に成功した。さらに誘導された細胞を、MSC(間葉系幹細胞)、HUVEC(血管内皮細胞)と共に3次元下で混合培養することにより、肺癌組織構造と類似したオルガノイド(肺癌オルガノイド)を構築した。マイクロアレイによる解析の結果、iLCSCにおいてInterleukin (IL)-6の発現が特異的に亢進していた。さらに肺癌オルガノイドを用いたアッセイにより、IL-6はMSCをαSMA陽性細胞に分化を促すことによって、肺癌組織構築に重要に関与していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で用いた肺癌オルガノイドの系により、肺癌幹細胞とその周囲間質細胞をターゲットにした薬剤スクリーニングが可能となる。従来の抗癌剤の感受性評価の方法として、in vivoで免疫不全マウスに対するゼノグラフトを用いた手法が頻用されている。しかし、この手法はわずか数種類の薬剤やその組み合わせによる効果を検討するにも、膨大な時間と労力を有する。本アッセイを用いることにより、より効率的な手法による多数の薬剤のスクリーニングが可能になると考えられる。我々は、本アッセイを用いてIL-6の遮断が肺癌幹細胞をターゲットにした治療になりうることを明らかにしているが、他の新規治療薬発見にもつながると考えられる。
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