研究課題/領域番号 |
17H04313
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
廣畑 聡 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (90332791)
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研究分担者 |
冨田 秀太 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (10372111)
大月 孝志 岡山大学, 保健学研究科, 非常勤研究員 (10534802)
渡辺 彰吾 岡山大学, 保健学研究科, 准教授 (20548341)
西田 圭一郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (80284058)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | ADAMTS / 軟骨 / 遺伝子 / メタロプロテアーゼ |
研究成果の概要 |
変形性関節症は、整形外科領域では最も頻度の高い骨・関節疾患である。本研究では、microRNAをとりまく細胞内・細胞間の情報伝達機構を明らかにすることを目的とした。 ヒト軟骨様細胞株を用いて二つのストレス刺激による細胞由来エクソソームの統合的解析を行った。エクソソーム内部のmicroRNAの発現量を定量PCR法で検討した。蛍光標識したエクソソームを培地に添加して、細胞への取り込みを確認した。統合的解析・網羅的解析を実施してmicroRNA -Xを選択、軟骨様細胞に対して強制的に発現させると、標的mRNAを抑制することを定量PCR法にて見出した。さらに別の分子に作用することを突きとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
あるエクソソーム表面分子が、軟骨様細胞へのエクソソーム取り込みに極めて重要な働きを担っていることを突きとめた。この現象は滑膜細胞では確認されず、軟骨様細胞特異的であると考えられた。 この発見は実はエクソソームの細胞に取り込まれるメカニズムが、細胞選択性や疾患特異性を表現している可能性を示唆する。このメカニズムの同定は、エクソソームの情報伝達機構を理解する上で、細胞生物学的にも大きなインパクトを与え、波及効果が期待できる。この重要課題を解決するために『エクソソームの表面膜成分』と『細胞側の取り込みタンパク』の2つを解明する、新たな研究を展開すべき状況となった。
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