研究課題
基盤研究(B)
オピオイド性鎮痛薬は有用であるが、副作用に注意が必要である。副作用脆弱性関連遺伝子多型を見出すために、全身麻酔手術を受けた成人患者2020例に関して、オピオイド鎮痛薬副作用などの臨床データ・属性データおよびゲノムDNAを収集し、ゲノムワイド関連解析を行った。ゲノムワイドレベルに有意な関連は見出されなかったが、PAR2遺伝子多型など強い関連を示す遺伝子多型が見出された。これらの多型について、我々が構築した鎮痛薬感受性や疼痛感受性等に関するゲノムワイド多型データベース(2000症例)で検索したところ、PAR2遺伝子多型が慢性痛とも関連することが見出された。
オピオイド性鎮痛薬は有用であるが、副作用に注意が必要である。米国ではオピオイド過量服薬による呼吸抑制死が年間4万人を超えている。しかもこのような副作用の出現は患者ごとに大きく異なる。今回オピオイド副作用脆弱性関連遺伝子多型が見出されたことは、疼痛および鎮痛薬感受性の遺伝子メカニズムの解明に繋がるとともに、患者個々人の遺伝子に合わせて過量服薬死を防ぎつつ適切に疼痛治療を行うテーラーメイド疼痛治療に繋がるものである。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (48件) (うち国際共著 8件、 査読あり 35件、 オープンアクセス 24件) 学会発表 (114件) (うち国際学会 63件、 招待講演 29件) 図書 (2件) 備考 (2件)
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