研究課題/領域番号 |
17H04328
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 英二郎 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (90293878)
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研究分担者 |
杉山 愛子 京都大学, 医学研究科, 特定研究員 (30642699)
竹越 一博 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40261804)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | VHL病 / 腎細胞癌 / 褐色細胞腫 / VHL / RCC / iPS細胞 / 疾患特異的iPS細胞 / 泌尿器科腫瘍 |
研究成果の概要 |
VHL病は遺伝性腫瘍症候群であり腎細胞癌、褐色細胞腫、血管芽腫などを高率に発症する。マウスモデルが存在しないため患者由来iPS細胞を用いた新規病態モデル構築を行なった。複数の患者由来iPS細胞の樹立に成功しVHL-/- iPSを腎被膜下に移植を行ったところ、いずれの細胞も腫瘍を形成し一部の組織において患者の病型を反映していると思われる組織像が得られた。VHL腫瘍の一つであるccRCCの発生母地である近位尿細管(PRT)である中胚葉への分化誘導を行なったところmesodermの分化マーカーとともに、ccRCCのマーカーとされる転写因子の発現が確認され分化誘導が成功していることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
VHL病は希少難病であり、また、様々な種類の腫瘍性病変を発症することから新規実験系の構築や治療法の開発に困難が伴う。今回、患者由来iPS細胞を用いた新規病態モデル構築に成功したことにより、患者の診断、治療に役立つことが期待される。
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