研究課題/領域番号 |
17H04339
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
近藤 英治 京都大学, 医学研究科, 准教授 (10544950)
|
研究分担者 |
曽根 正勝 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (40437207)
山原 研一 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (50450888)
千草 義継 京都大学, 医学研究科, 助教 (80779158)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
|
キーワード | placental organoid / 胎盤形成不全 / 胎盤機能再生医療 / 妊娠高血圧腎症 / 胎児機能不全 / iPS細胞 / 人工胎盤 / 胎盤機能不全 / 妊娠高血圧症候群 / ヒトiPS細胞 / 胎盤機能再生 / 器官芽 |
研究成果の概要 |
ヒトiPS細胞から誘導した絨毛様細胞、ヒト羊膜由来間葉系幹細胞、ヒト臍帯静脈内皮細胞の3要素を用いて共培養を行いhCGを産生する立体的器官芽(ミニ胎盤)を作成することに成功した。このミニ胎盤には3種のトロフォブラストが混在して局在することを免疫組織染色で確認した。したがって、本研究で作成したミニ胎盤は、胎盤形成におけるトロフォブラストの分化を反映するin vitro 3Dモデルとして利用できる可能性がある。また、このミニ胎盤が超免疫不全マウス生体内で生着することも確認しており、胎盤形成のin vivoモデルとしても活用できる可能性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
早発型の妊娠高血圧腎症(pre-eclampsia; PE)や胎児発育不全(fetal growth restriction; FGR)の児の予後は不良である。PE、FGRは胎盤形成不全に起因しており、胎盤機能再生治療の開発は喫緊の課題である。本研究で作成したミニ胎盤は、より生体に近い機能的な胎盤組織培養系としても使用でき胎盤を対象とした研究が飛躍的に進むことが期待される。また、ミニ胎盤を生着させたヒト化マウスは病的胎盤に起因する産科疾患のin vivoモデルとして、個別化医療に向けた研究材料としても有望であり、当該研究分野において革新的な研究手法の確立に貢献する可能性がある。
|