研究課題/領域番号 |
17H04359
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
水野 博司 順天堂大学, 医学部, 教授 (80343606)
|
研究分担者 |
林 礼人 順天堂大学, 医学部, 教授 (10365645)
飛田 護邦 順天堂大学, 革新的医療技術開発研究センター, 准教授 (10599038)
田中 里佳 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (70509827)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
|
キーワード | 再生医学 / 脂肪組織幹細胞 / 増殖因子 / 血管新生 |
研究成果の概要 |
ヒト由来脂肪組織幹細胞(ASCs)を用いた再生医療を効果的なものにするため、外因性増殖因子であらかじめ刺激することでASCsから放出される内因性増殖因子を最大限発揮させることで組織再生のための最適な機能的幹細胞補充療法を確立するための研究を行った。その結果、塩基性細胞増殖因子(bFGF)刺激下により、IL-8、CXCL1を代表とする遺伝子およびタンパク発現が増強し、それらは効果的な血管新生作用を補填することが確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幹細胞を用いた再生医療は、従来幹細胞自身が有する成熟細胞への分化能の他に、幹細胞自身が放出する各種の増殖因子等が相同的に作用して再生効果を高めると考えられてきたが、近年では後者が有力であるのではと示唆されてきた。今回の研究ではbFGF刺激によってASCsから強く発現するタンパク質や遺伝子の網羅的解析を通じて仮説をある程度証明することができた。今後は幹細胞の持つ再生効果を最適化できるような外因性増殖因子やその量について検証していきたい。
|