研究課題/領域番号 |
17H04363
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
丸山 征郎 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (20082282)
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研究分担者 |
垣花 泰之 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20264426)
川原 幸一 大阪工業大学, 工学部, 教授 (10381170)
山口 宗一 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (20325814)
原田 陽一郎 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 糖鎖オンコロジー部主任研究員 (80464147)
伊藤 隆史 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 講師 (20381171)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | HMGB1 / DAMPs / PAMPs / RAMPs / 生体損傷 / DIC / トロンボモジュリン / プロテインC / 組織損傷 / 止血 / 修復 / Thrombin / Thrombomodulin / TM / Protein C / EPCR / DAMPs / RAMPs / thrombin / protein C / PAMPs |
研究成果の概要 |
代表的DAMP:HMGB1には、全還元型、部分酸化型、全酸化型の3形が在り、前2者が炎症細胞遊走と活性化(炎症性サイトカイン産生)即ちDAMP機能を、そして全酸化型は抗炎症・修復活性、即ちPAMPs機能を有する。そこでHMGB1の量のみでなく、質をも評価することが臨床上重要である。これまではHPLC法で3アイソフォームと病態との関連を解析してきたが、本研究ではELISA法を確立し、3アイソフォームの分別測定を目標とした。現時点で全還元型と反応性の高い抗HMGB1抗体(単クローン性)を取得することが出来つつある。現在、これを使ったELISA系確立と、他のアイソフォームの抗体の取得研究中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DAMP:HMGB1が生体損傷の運命を決めることに関して、筆者らは世界の本領既の研究をリードしてきた。即ち、測定法の開発を開発し、生体損傷のマーカーであることを検証、発表してきた。しかしHMGB1には3つのアイソフォームが存在し、全酸化型は修復に働くことが判明してきた。そのためHMGB1の質的測定が重要であり、本研究は、生体保護・修復活性のある本分子の測定法の端緒をつかみつつあるという意義深い研究である。
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