研究課題/領域番号 |
17H04388
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
小野 高裕 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30204241)
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研究分担者 |
宮本 恵宏 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (10312224)
小久保 喜弘 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (20393217)
中井 陸運 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, その他, 研究員 (50595147)
大川 純平 新潟大学, 医歯学総合研究科, 研究員 (10846041)
設樂 仁子 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (10848261)
菊地 さつき 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (20846076)
山鹿 義郎 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (20736607)
金田 恒 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (60322103)
尾形 宗士郎 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, その他, 流動研究員 (00805012)
來田 百代 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (10733082)
高阪 貴之 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (40755360)
小飯塚 仁美 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (80783349)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | メタボリックシンドローム / 生活習慣病 / 口腔健康 / 咀嚼能力 / 歯周病 / 咬合力 / 循環器疾患 / 前向きコホート研究 / 動脈硬化性疾患 / 咀嚼機能 / 歯学 |
研究成果の概要 |
横断解析では、1780名を対象に、咀嚼能率4群におけるメタボリックシンドロームの罹患率を比較したところ、最も高い群に較べて下位から2番目の群において、有意に高いodds比(1.46)が得られたことから、咀嚼能率の低下とメタボリックシンドローム罹患との間に関連があることが示唆された。次に、縦断解析では、599名における追跡期間(平均4.4年)中の新たなメタボリックシンドローム罹患(88名)のリスク因子として、年齢、歯周病、喫煙、飲酒を調整した上でも、 男性において咀嚼能率低下は有意であった。すなわち、咀嚼能率の低下は、男性においてメタボリックシンドロームのリスク因子であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国において、動脈硬化性疾患(心疾患、脳血管疾患)は悪性腫瘍に次ぐ死亡原因であるだけでなく、要介護状態となる主原因の一つである。その予防は健康政策の重点課題とされ、平 成 20 年より 40 歳以上を対象とした特定健康診査・特定保健指導が開始され、いわゆる「メタボリックシンドローム(MetS)」の概念を中心としたヘルスプロモーションが行なわれているが、その効果はまだ十分とは言えない。 しかしながら、本研究の結果より、咀嚼能力の低下がすることがMetSのリスク因子の一つである可能性が示唆されたことから、医科歯科連携による新たなMetS予防の戦略が可能になると期待される。
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