研究課題/領域番号 |
17H04403
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 長崎大学 (2019-2021) 東京大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
大庭 伸介 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (20466733)
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研究分担者 |
鄭 雄一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (30345053)
北條 宏徳 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (80788422)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 再生医学 / 骨 / エピゲノム |
研究成果の概要 |
ヒト多能性幹細胞から骨芽細胞、骨格系細胞を誘導する手法を開発し、ヒト多能性幹細胞由来の軟骨内骨化様組織において、遺伝子発現プロファイリングおよびオープンクロマチンプロファイリングを行うことで、骨芽細胞を含む各骨格系細胞集団に特徴的な遺伝子発現とオープンクロマチン領域が明らかとなった。一連のデータはヒト骨格発生過程におけるエピゲノム動態、さらには骨芽細胞形成を司るエンハンサー領域を提示するものと考えらえる。引き続き、種間での保存性なども考慮した統合的な解析を行うことで、部位特異的エピゲノム編集による骨再生法の治療標的となるエンハンサー領域の同定につながるものと期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「部位特異的エピゲノム編集による骨再生」という新しいアプローチに向けた基礎的知見の集積を目指したものである。マウス初代細胞における解析に加え、ヒト多能性幹細胞の骨芽細胞分化系を用いた解析を併用することで、ヒトの骨芽細胞分化におけるエピゲノム動態を、その遺伝子発現動態との関連も含めて明らかにした。取得されたエピゲノムデータは骨芽細胞分化を司るエンハンサー領域に関する情報を含んでいる。したがって、これらの領域は「部位特異的エピゲノム編集による骨再生」のための標的となりうると考えられる。
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